英語は喋れなくて良い!?日本人の英語神話を考える
「あ〜〜英語喋れたらな〜〜」
「海外に生まれたかった〜〜」
誰もが一度は言ったり聞いたりしたことがあるセリフでしょう。
では、なぜ日本人はそんなに英語にこだわるのでしょうか?
英語がペラぺらに喋れるようになる必要はあるのでしょうか?
- 結論から先に言っちゃう
- 日本人の英語力
- じゃあ、なんで英語が必要だって言われているの?
- 英語っていつ使うの?
- 自分で英語を使える必要はあるの?
- 将来、英語の学習は必要なくなる!?
- だけど、僕は英語を学び続けます
- まとめ
結論から先に言っちゃう
先に結論を言っちゃうと、日本で生活するぶんには
英語がペラペラになる必要はない
ただ、喋れなくても高校卒業程度の知識はあったほうがたまに役に立つ
程度の重要度であると思います。(※あくまでも個人的意見です)
日本人の英語力
まず、TOEFL iBTスコアの平均点を国際比較してみましょう
オレンジになる程平均点が高く、青くなる程平均点が低くなっています。
ふむふむ。そりゃアメリカとかヨーロッパとか英語が母語の国が平均点が高いに決まってんだろ!
次に、アジアだけで比べてみる
ふむふむ英語が公用語のシンガポールとかインドが点数高いのはわかる。
で、日本は...と...Japan...Japan...
あ!あった!!って順位低すぎやろ!
日本の世界順位は、なんとデータがある170カ国中145位という結果
(受験者数や受験者の層など一概に比較できないが...)
日本では、とりあえず受けてみようと言う受験者も多く、そのような人のスコアで平均点が下がっていると言う見方もあるようですが、やはり日本人の英語能力の低さが数値でみて取れます。
じゃあ、なんで英語が必要だって言われているの?
僕は、これは単純に英語を公用語とする話者の絶対数が多いからではないかと思います。
英語話者が多い理由は、いわずもがな、20世紀頃のイギリス帝国の植民地拡大政策による影響が大きいと思います。
この地図の赤い部分全てがイギリス帝国の統治下の経験がある国々です。全盛期のイギリス帝国の領土の大きさは世界史上最大を誇っています。当時のイギリス帝国の勢力の大きさが伺えますね。
このイギリス帝国は、植民地下においた国々に徹底的に英語教育を施しました。
また、この地図ではアメリカが赤くなっていませんが、イギリスの影響を多く受けています。
コロンブスのアメリカ大陸発見後、イギリスはアメリカに13の植民地をおきました。アメリカは独立戦争に勝利しイギリスから独立しましたが、言語においてはイギリスからもたらされた英語が変化しつつも今も使われています。
その後、イギリスやアメリカで技術のめざましい発展があり、それらの国々と貿易や情報交換をするために、英語が重要視される風潮になったんじゃないかと思います。
その影響で、未だに英語が世界で重要視され、とりあえず第二言語に英語学習が勧められているんじゃないかと考えました。
(ちょっと調べたくらいなので根拠は弱いですが)
英語っていつ使うの?
日本国内で日本人同士が英語を使用することは学校の授業などではない限りまずないですよね?
では、英語を学んだあと、どこで使う機会があるのでしょうか
①情報収集
画像の一番右の欄がインターネットユーザーの使用する言語の割合です。英語が25.3%とトップの使用率であることがわかりますね。ちなみに日本語は3.0%とやはり低い数値となっていますね。
このように、英語での情報量は日本語での情報量より圧倒的に多いことがわかります。
閲覧数を稼ぎたいブロガーは英語で記事を書くだけで今の閲覧数の8倍稼げるようになるのかもしれません笑
②仕事関係
大手の勝者に勤めるようになると、海外での勤務が課せられることがあるかもしれません
また、研究者などは海外の論文で情報収集して、英語で研究発表をしなければなりません。国籍が違う研究者とのコミュニケーションはほとんど英語でしょう
③観光地で
"How can I go ~~?"
なんて聞かれたことはないですか?原宿とか歩いてるとよく聞かれるように思います。
日本でも道案内で英語を使うことくらいはたまにあるかもしれません。
また、自分が海外の観光地に行った時
トイレの場所を聞いたり、食べ物をオーダーする時など英語を使いますよね
自分で英語を使える必要はあるの?
正直に言って、すこし中学生レベルの単語を覚えていれば、それ以上のスキルは必要ないと思います。上記の3点にシチュエーションを絞って考えてみましょう
①情報収集
情報収集に関しては、google翻訳をつかえば十分でしょう
特に、論文は文法や形式がきっちり書かれているのでgoogle翻訳で日本語に直すとほとんど正確な日本語に翻訳されるまでになっています。
また、日本語は語順がバラバラでもある程度意味が取れる言語なので、翻訳された単語をつなぎ合わせていけば、ネイティブの使うようなスラングのない文書は大体読めます。
②仕事関係
仕事関係についても、友達のような間柄でなければ通訳士をつければ問題ないでしょう
不完全な英語力で仕事先に英語で丸め込まれるよりも、通訳士を雇って建設的な会話を積み重ねていくほうが良い結果になると思います
アメリカの国防長官であったヘンリー・キッシンジャーは
「私は外国語を流暢に話す人間を信用しない」
とも述べています。
③観光地で
道を聞かれたとしても
Right(右)、Ledt(左)、Straight(まっすぐ)くらいわかれば、紙に地図書けば伝わるでしょう。正確な英語は使えなくても英語は伝わります。
逆に、海外旅行先などで困った時はgoogle翻訳や、googleで「道を聞く 英語」を検索すればフレーズが出てきますし、発音に自信がなかったらそのままスマホを見せれば十分に伝わります。
将来、英語の学習は必要なくなる!?
現在、google社では様々な翻訳技術の開発が行われています。
あまり知られていませんが、すでに、
・画像を読み込みそのまま翻訳するシステム
・音声を読み込み翻訳するシステム
・違う言語でお互いに翻訳しあってくれる会話モード
がリリースされています。
さらに、この技術を応用していけば英語話者との会話でも、日本語を喋っているように聞こえ、逆に日本語で喋ると相手には英語で喋っているように聞こえるというような世界が実現される可能性もあります。
これはまさに、昔のSFのせかい。
たとえば、ドラえもんの翻訳こんにゃくのようなことが実現可能になるかもしれません
こうなれば、英語の学習は必要なくなりますね!
だけど、僕は英語を学び続けます
僕も、将来的には英語の学習が不必要になる未来を確信しています。
こうなれば、今まで中学校・高校の英語学習に当てていた何千時間もの時間を別の科目の学習に当てられることができるでしょう。
研究者なども、母国語で論文を出版が当たり前で、それが全世界の研究者に読まれるようになれば英語で論文を書く手間と英語を読む手間が省けるでしょう。
海外がより身近になり、国家間での人や技術、物資の出入りがより激しくなるでしょう
多言語間でのコミュニケーションが円滑になり、日本人はシャイだと言われる時代は終わりを迎えるかもしれません。
でも、僕は英語を学び続けます
なぜかって?
ふふふ...
それはね...
英語喋れたらかっこいいじゃん!
なんで英語喋る人ってあんなかっこいいのおおお!
ああなりたいじゃん!
英語しゃべりたいじゃん!
はい...これだけです
べつに海外で働こうとかそういう希望はないです
ただ
英語喋れるのがかっこいんだ!
はい。今回の記事で言いたいのはそれだけです。
まとめ
英語喋れるのかっこいい!
英語は自分でペラペラに喋れるようになるまで勉強する必要はないでしょう
(海外でバリバリ働きたいとかならべつですが)
ただ、まだ翻訳技術が発展途上の今、最低限の知識(高校レベル)は教養として持っていたほうが色々な場面で有利になるとは思います!
twitter始めました。こんなことやってほしい、医学部について教えてなどありましたら連絡ください!